2026年1月16日金曜日

阪神淡路大震災追悼集会

 令和8年1月16日(金)

あの大震災から31年目を迎えます。

今朝は、追悼集会を行いました。校長からは次のようなお話をしました。

 今から31年前の阪神淡路大震災で、校長先生は高校の友達を亡くしました。高校の陸上部で彼と知り合いました。彼はいつも一生懸命練習に打ち込んでいました。決して練習を休まず、練習に対するまじめさ、粘り強さはみんなが認めていました。

 地震が起きたのは1995年1月17日でした。その前の年の秋に、彼は結婚しました。「神戸で新生活を始めました。」と笑顔の2人の写真の年賀状が届いたのを覚えています。大好きな人と巡り合えて、2人で新たな人生を歩もうとしていた、幸せの真っただ中にいる若い夫婦を、大きな地震が襲いました。二人は、地震で崩れたマンションの下敷きになって亡くなりました。彼はまだ28歳でした。コンクリートでできたマンションが地震で崩れるなんて、だれが予想したでしょう。 

 お葬式には、高校の陸上部の仲間がみんな駆け付けました。そのうちの一人は、同じく神戸市内のアパートの下敷きになり、近所の人に助け出されましたが、腕を骨折していました。「俺も、一歩間違えば、アパートの下敷きになって、そのあとの火災に巻き込まれて死んでいたかもしれない・・・。」と震えるような声で話していたのを覚えています。彼のお葬式に行きました。亡くなった2人のお父さん達も、お母さん達も、ご家族みんなが声をあげて泣いておられました。「もっと生きたかっただろう。」「もっと一緒にいたかっただろう。」参列した陸上部の仲間全員、涙をこらえることができずに、泣きました。お葬式の最後に2人のご両親は、「どうか2人のことを忘れないでください。」と涙を流しながらお話されました。 

 あの日以来、私はこうして生きているのが、とても普通でないこと、本当に奇跡だなというふうに感じるようになりました。朝、目が覚めて、ご飯を食べて、人とおしゃべりして、お風呂に入って、暖かい布団で眠りにつく。辛いこと、うまくいかないこともあるかもしれないけど、今、この瞬間に、こうして生きていることが、普通ではない特別なことだと思っています。毎日出会う小さなことに幸せを感じる。家族や仲間との時間を、もっと大切にする。時々立ち止まって、自分の命を感じる。そうやって丁寧丁寧に、大切に生きることで、あなたの命は小さく輝き、あなたの幸せが周りの人を幸せにするのです。 

 今日、各学級で、「いのちの学習」をします。自分、家族、そしてあなたにつながるたくさんのいのちについて、真剣に、一生懸命学んでください。


この後、「しあわせ運べるように」を歌い、黙とうをして集会を終えました。

真剣に話を聴き、黙とうをささげている姿が印象的でした。

明日は震災から31年。家族みんなで、いのち、つながり、しあわせについて、考える日になりますように。









0 件のコメント:

コメントを投稿